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普通の高校生が「ITプログラミングが強い」と気づいた日

──先輩のリアルな話
「自分みたいな普通の人間が、プログラミングなんてできるわけない。」

ヒロキくんは、そう思っていた。

でも、ある先輩の話を聞いた日。 その考えが、静かにひっくり返された。

この記事では、ITプログラミングがなぜ「強い」と言われるのか、その理由を先輩のリアルなストーリーを通して伝えていく。

難しい説明はない。 読み終わったとき、「自分にもできるかも」と思えたら、この記事は成功だ。


プログラミングって、最初からできる人なんていない

「向いていない」のではなく「まだ知らない」だけ

ヒロキくんが最初にプログラミングという言葉を聞いたとき、頭の中に浮かんだのは「天才がやるもの」というイメージだった。

でも、それは少し違う。

プログラミングは、最初は「知らない言葉が多い」だけで難しく見える。 たとえば、英語の授業を初めて受けたとき。 “I am a student.” を見て、「なんか難しそう」と感じた人は多いはずだ。 でも今は、その意味が当然のようにわかる。

プログラミングも、構造はまったく同じだ。

知らないから難しく見える。 知れば、ちゃんとわかるようになる。 「向いていない」と「まだ知らない」は、まったく別の話だ。

先輩も入学初日、キーボードすらまともに打てなかった

大阪ITプログラミング&会計専門学校天王寺校に通うケンジ先輩(仮名)の話をしよう。

入学初日、先輩はパソコンの電源を入れる場所すらわからなかった。 タイピングはゆっくり、両手の人差し指だけ。 授業で出てくる用語は全部、初めて聞く言葉ばかりだった。

「自分、絶対向いてないわ」と思ったのは、入学から3日目のことだったという。

ヒロキくんは先輩の話を聞いて、思わず聞き返した。

「それ、自分と同じじゃないですか。」

先輩は少し笑って、うなずいた。

「みんなそこから始まるんだよ。スタートラインは全員いっしょ。」


それでも「ITプログラミングが強い」と言われる、本当の理由

2030年、エンジニアは79万人足りなくなる

感情だけでは進路は決められない。 だから数字も見てほしい。

経済産業省の調査によると、 2030年には最大で約79万人のITエンジニアが不足すると試算されている。

79万人というのは、どれくらいの規模か。 静岡市や熊本市の人口と、ほぼ同じ数だ。

IT人材の転職求人倍率は、2025年12月時点で10.4倍というデータもある (出典:レバテック調査)。

一般的な職種の平均が1倍前後であることを考えると、ITエンジニアがどれだけ求められているかが伝わるはずだ。

「就職できるか不安」ではなく、「どこを選ぶか」を考えられる立場になれる。 それがITという分野の今の現実だ。

スキルは積み上がり、年齢に関係なく評価される仕組み

ITの仕事には、体力の限界がない。

できることが増えれば増えるほど、評価が上がる仕組みになっている。

下の表を見てほしい。 ITの仕事が、他の仕事とどう違うかが一目でわかる。

比較項目体力系の仕事(例:建設・スポーツ)ITエンジニア
年齢の影響体力低下とともに評価が落ちやすい経験が増えるほど市場価値が上がる
スキルの性質体に染みついた技術が中心学んだ知識が積み上がり続ける
働き方の選択肢現場・体を使う仕事が中心転職・副業・リモートワークなど多様

スキルさえあれば、選択肢はどんどん広がっていく。 これがITエンジニアという仕事の、地味だけど強烈な特徴だ。

世界は「ITを選んだ国・人」が動かしている

少し視点を広げてみよう。

ビル・ゲイツは高校生のころ、友人と一緒に最初のビジネスを立ち上げた。 交通量データを解析するサービスで、結果は失敗だった。 それでも彼は続けた。

やがて世界最大のソフトウェア会社、Microsoftを創業する。

もう一つ、ちょっと面白い国の話をしよう。

エストニアという国をご存じだろうか。 人口は約132万人で、日本で言えば青森県と同じくらいの小国だ。

この国は、ソ連から独立した1991年以降、国の戦略としてITに全力を注いだ。 今では7歳からプログラミング教育が行われており、 世界中で使われるSkypeやTransferWiseを生み出している (出典:nippon.com「デジタル先進国エストニアに『IT立国』を学ぶ」)。

国も変わった。人も変わった。 共通しているのは、「ITを選んだ」という一つの決断だ。


先輩が「変われた」理由は、才能じゃなかった

入学半年、「わからない」しかなかった先輩のリアル

ケンジ先輩が大阪ITプログラミング&会計専門学校天王寺校に入って最初の半年間は、正直ボロボロだった。

課題を出しても、エラーが出てうまく動かない。 周りのクラスメイトはスラスラ進んでいるように見える。 帰り道、「やっぱり向いてないのかな」と何度思ったかわからない。

ある日の夜、課題が全然解けなくて、机に突っ伏したまま時間だけが過ぎていった。

「辞めようかな、と思った日が一度だけあった。」

先輩はヒロキくんに、静かにそう話してくれた。

それでも続けた「たった一つの理由」

じゃあ、なぜ先輩は続けたのか。

「なんか、悔しかったんだよね。」 「エラーが出るたびに、どこが間違ってるんだろうって探すのが、ちょっとだけ面白くなってきた。」

先輩が例えたのは、RPGゲームのボス戦だった。

何度も負けて、負けて、でも攻略法がわかった瞬間に「きた!」ってなる、あの感覚。 プログラミングのエラーを直す作業は、それと同じ構造をしている。

失敗は情報で、エラーは次のヒントだ。

才能でも根性でもなく、「ちょっとだけ面白いかもという感覚」が先輩を動かし続けた。

1年後、先輩に起きた「小さいけど大きな変化」

入学から1年が経ったころ、先輩に変化が起きた。

年収でも就職でもない、もっと小さくて、もっと大切な変化だ。

ある日、自分が一から作ったWebページが、初めてブラウザ上で完成した。 それを見た瞬間、先輩は思わず声を出した。

「うわ、動いた。」

それだけの話だ。 でもその「動いた」の一言が、何ヶ月もの苦しさを全部ひっくり返した。

そして数週間後、後輩から「ここどうやったらいいですか?」と声をかけられた。 先輩は教える側になっていた。 聞かれるたびに、少しだけ自信が積み上がっていった。

「頼られた瞬間が、いちばん変わったって思えた瞬間かもしれない。」


「自分にもできるかも」と思えた、この記事のまとめ

ITプログラミングが強い理由、3行でまとめると

ITプログラミングが「強い」と言われる理由を、3つに絞って整理しよう。

  • 2030年に最大79万人のエンジニアが不足する「求められる市場」がある
  • スキルが積み上がるほど評価が増す「積み上げ型の仕事」だ
  • 選ばれる仕事ではなく、「自分が選べる立場」になれる

難しく考えなくていい。 「選ばれるより、選べる側になる。」 それがITプログラミングの、一番シンプルな強さだ。

先輩の話を聞いて、ヒロキくんが感じたこと

ヒロキくんは、帰り道に空を見上げた。

才能がある人だけが変わるんじゃない。 諦めなかった人が、気づいたら変わっていた。

ケンジ先輩が証明してくれたのは、そういうことだ。

「もしかしたら、自分にもできるかも。」

その小さな気持ちが、ヒロキくんの中に、そっと灯った。

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