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毎日使ってるスマホ、実は「誰かが作った」んだよという話

|ITの仕事を初めて知った日



結論から言う。

ITの仕事って、特別な天才がやるものじゃない。 あなたが毎日使っているスマホ、ゲーム、SNS。 それを作っているのが、ITの仕事をしている人たちだ。

今日は「ITってなんか難しそう」と思っていたヒロキくん(高3・進路迷子)が、 ある日ふと気づいた話を一緒にたどってみよう。


毎日使っているスマホの「中身」を作るのが、ITの仕事だった

LINEもYouTubeも、誰かが「書いたコード」でできている

ヒロキくんは昨日も夜中にYouTubeを見ていた。 おすすめ動画が自動で流れてくる。コメントが並ぶ。再生が止まらない。

「これって、誰が作ってるんだろう」

そう思ったのが、すべての始まりだった。

LINEのメッセージが届く。 その瞬間に起きていること、ぜんぶ「コード」という命令文で動いている。

コードとは、コンピュータへの「こういう順番でこうしろ」という指示書のこと。 料理でいうレシピみたいなものだ。 LINEひとつとっても、何千万行もの命令が積み重なってできている。

ゲームの「敵キャラの動き」も、プログラムが決めていた

ヒロキくんはゲームも好きだ。

「なんでこの敵、こんなルートで来るんだろう」

あの動き、全部プログラムで設定されている。 敵がどこに出て、何秒後に攻撃して、体力がいくつになったら逃げる。 それを一行ずつ書いた人がいる。

ゲームを作る仕事も、ITの仕事だ。 「好きなゲームを遊ぶ側」から、「作る側」に回れる世界がある。

乗り換えアプリ・天気予報・ネットショッピング──全部「ITの仕事」

ちょっと考えてみてほしい。 今日だけで、ヒロキくんが使ったITはいくつある?

以下を見てほしい。これ、全部「今日の朝」に使ったことだ。

  • 朝起きてスマホのアラームを止めた
  • 天気アプリで服装を決めた
  • 電車の乗り換えアプリで経路を調べた
  • ネットで欲しいものを検索した
  • 放課後、友達とゲームした

これ全部、誰かが作ったものだ。

「ITの仕事は自分に関係ない」なんて、実はゼロから嘘だったことになる。 気づかないまま毎日お世話になっていた、それがITの正体だ。


「IT・プログラミングが強い」と言われる3つのリアルな理由

2030年に最大79万人が不足する──需要だけが増え続ける世界

正直に言う。 今、IT人材は圧倒的に足りていない。

経済産業省の調査によると、 2030年には日本のIT人材が最大79万人不足すると予測されている。

79万人って、どのくらいか。 大阪市の人口が約275万人。その4分の1以上がそのまま消えるイメージだ。

つまり、学んで使えるようになった人は、確実に求められる時代が来ている。 「需要があるから強い」というのは、数字が証明していることだ。

(出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」2019年)

スキルは「自分の中に残る」──会社に依存しない強さ

会社は倒産することがある。 業界ごと縮小することだってある。

でも、スキルは消えない。

プログラミングを覚えた人は、会社が変わっても、業界が変わっても、 「作れる自分」として動き続けられる。

転職でも、副業でも、フリーランスでも使える武器。 それがITスキルの本質だ。

農業も医療も、今やITなしでは動かない時代

「ITって、IT企業に就職する人だけが使うもの」 そう思ってない?

実は違う。下の表を見てほしい。

業界ITの使われ方の例
農業ドローンとセンサーで水やり・収穫を自動管理
医療電子カルテ・AIによる画像診断
飲食アプリで注文受付・デリバリー管理
物流自動倉庫・配送ルートの最適化システム
教育オンライン授業・学習進捗の自動分析

どの業界に就いても、「ITが分かる人」は重宝される。

ITを学ぶことは「IT企業1択」ではなく、 すべての仕事で使える武器を持つことに近い。 選択肢が狭まるんじゃなくて、広がるんだ。


「天才じゃないと無理」は、21歳の大学生が世界を変えた事実が否定している

世界中のスマホを動かしているOSを作ったのは、趣味でコードを書いた大学生だった

リーナス・トーバルズという人を知ってるか?

1991年、フィンランドの21歳の大学生が、 趣味でOSを書き始めた。 それが「Linux(リナックス)」だ。

今のAndroidスマホ、世界中のWebサーバ、スーパーコンピュータの ほぼすべてがLinuxで動いている。

「なぜあんなものが作れたのか」とインタビューで聞かれたとき、 彼はこう答えた。

「若くてバカだったからだよ」

天才だから作れたんじゃない。 「面白そう」「やってみよう」という気持ちが出発点だった。

趣味のコードが、世界のインフラになった。 それが、ITの世界のリアルだ。

「理系でも天才でもない」──IT業界で活躍している人の意外なリアル

「理系じゃないと無理」という話、よく聞く。 でも実態は違う。

ある調査によると、IT企業の84%以上に文系出身のエンジニアが在籍している というデータがある(株式会社学研ホールディングス・スキルアップ研究所調べ、2024年)。

10人のエンジニアがいたら、8人以上は理系出身じゃなかった可能性がある。

IT業界で伸びている人の共通点は次の3つだ。

  • 分からなくても諦めずに調べ続ける
  • コツコツ積み上げることが苦にならない
  • チームで話し合いながら進めることができる

天才でなくていい。 「続けられる人」が、結果を出す世界だ。

エストニアという小国は「ITで生き残る」を国家戦略にした

人口130万人の小国、エストニアを知っているか?

この国は石油も出ない、広い土地もない。 ソ連から独立した1990年代、生き残る手段として選んだのがITだった。

今では7歳からプログラミング教育を開始し、 Skypeを生んだ国として世界中から注目されている。

さらに、高校を卒業する生徒の約6割が 「将来、起業家になりたい」と答えているというデータもある (ユニアデックス株式会社「世界最先端のIT国家、エストニアを知っていますか」より)。

国全体が「ITスキルこそが武器」と信じて動いた結果だ。 天然資源がなくても、人がスキルを持てば世界で戦える。 これは国の話だけじゃなく、一人ひとりにも当てはまることだ。


「難しそう」と感じる正体と、最初の一歩の話

「難しい」ではなく「知らない言葉が多い」だけ──最初の壁の正体

ヒロキくんが「プログラミングって難しそう」と感じる理由、実はシンプルだ。

知らない言葉が多いだけ。

英語だって最初は「a, b, c」から始めた。 数学だって「1+1=2」から始めた。 プログラミングも一緒で、最初に見た時は「なにこれ宇宙語?」ってなる。

でも意味が分かると、「あ、こういうことか」に変わる。

難しいんじゃなくて、知らないだけ。 それが最初の壁の正体だ。

最初の「動いた!」という体験が、すべてを変える

プログラミング学習で一番の転換点は、 「自分が書いたコードが、初めて動いた瞬間」だ。

たとえ画面に「Hello, World!」という文字が表示されただけでも、 それを自分の手で書いたコードが動かした。

その感覚は、他のどんな勉強とも違う。 「あ、俺にもできた」という感覚が、次へ進む燃料になる。

やってみる前に向き不向きは分からない。まず体験だ。

「好き」じゃなくても始めていい──仕事はやりながら好きになる

「ITが好きかどうかわからない」 ヒロキくんは正直そう思っている。

でも、これを聞いてほしい。

今の仕事が「好き」で選んだ人、実はそんなに多くない。 やってみたら面白くなった、という人の方が圧倒的に多い。

大事な軸は「好きかどうか」じゃなくて、 「得意になれそうか」「続けられそうか」だ。

「ちょっと気になる」くらいで、始めていい。


ITの仕事を知ると、進路の見え方が少し変わる

「作る仕事」のざっくりした全体像──何を作るのか、誰と作るのか

ITの仕事を一言で言うと「人が使うものを、チームで作る仕事」だ。

アプリ、ゲーム、Webサービス、病院の管理システム、コンビニのレジシステム。 これらを、チームで話し合いながら設計して、コードを書いて、完成させる。

一人で黙々とパソコンに向かい続けるイメージがあるかもしれないけれど、 実際はミーティング・確認・修正の連続で、人と話す時間の方が長かったりもする。

「作る技術」と「伝える力」、その両方が求められる仕事だ。

専門学校でITを学ぶとは、どういうことか──大阪ITプログラミング&会計専門学校天王寺校の場合

「ITを学びたいけど、どこで学べばいい?」という問いに対して、 選択肢の一つが専門学校だ。

大阪ITプログラミング&会計専門学校天王寺校では、 最初から「作れるようになる」を目標にしたカリキュラムで学ぶ。

知識を詰め込むだけの授業じゃなくて 皆で手を動かしながら「なんで動くのか」を体で覚えていく。

初心者でも少人数のサポートがあるから、 「分からないまま進む」という一番つらい状況を避けやすい環境だ。

本学は基本情報処理技術者試験の科目A免除校でもあり、 在学中から国家資格の取得を目指せる点も特徴のひとつとなっている (出典:大阪ITプログラミング&会計専門学校天王寺校 公式サイト)。

「気になる」から「調べてみる」へ──次の一歩はすごく小さくていい

進路を今すぐ決めなくていい。

「なんかちょっと面白そうかも」 そう思えたなら、もう一歩進んでいる。

次にやること、一つだけ提案する。 オープンキャンパスや体験授業に行ってみることだ。 決めに行くんじゃなくて、見に行くだけでいい。

ヒロキくんが「初めてITを知った日」のように、 あなたにも「ちょっと気になる」が生まれたなら、 その感覚を大切にしてほしい。

進路は「なんとなく」じゃなくて、 「一度ちゃんと知った上で」選んでいい。