「向いてないかも」は、成長の合図だった
ITプログラミングが強い理由
ヒロキは、パソコンの前で固まっていた。
昨日まであんなに「できた!」と思っていたのに。 今日の課題は、まったく意味がわからない。
「やっぱり、自分には向いてないのかもしれない。」
そう思ったことがある人に、今日は伝えたいことがある。
結論からいう。
その「向いてないかも」という感覚は、 あなたがちゃんと前に進んでいる証拠だ。
「向いてないかも」と感じるのは、実はITが強い証拠

「詰まる」のは9割の人が通る道
プログラミングの学習で「詰まった・挫折しかけた」経験をする人の割合は、約9割と言われている。 (参考:侍エンジニア 2019年調査)
10人いたら9人は、ヒロキと同じ場所で止まっている。
「自分だけが遅れている」ではなく、 「みんな、ここで詰まる」が正しい。
詰まった人の多くがやめてしまう最大の原因は「わからないことを聞ける環境がなかった」から。 才能がなかったからじゃない。
壁にぶつかったということは、それだけ本気で取り組んでいる証拠でもある。
「壁にぶつかる瞬間」には、ちゃんと名前がある
実はエンジニアの世界には、初心者が必ず通る”難しさの段階”に名前がついている。
以下の3つが、代表的なものだ。
| 名前 | どんな状態か |
|---|---|
| 魔の3ヶ月 | 独学で始めて3ヶ月前後、急に難しくなる時期。ここで約9割が止まる。 |
| デバッグ沼 | コードが動かない原因を探し続ける状態。ベテランエンジニアも毎日経験する。 |
| 点が線になる瞬間 | バラバラだった知識がある日突然つながって「わかった!」になる瞬間。 |
名前がついているということは、何を意味するのか。
あなたの前に、何千・何万人もの人が同じ場所に立って、 その壁を越えてきたということだ。
ヒロキが今感じている「やっぱり難しい」は、才能の限界ではない。 登山でいう「急斜面の手前」にすぎない。
プログラミングが「強い」と言われる3つのリアルな理由
2030年に79万人不足——IT人材は「求められる側」になれる
経済産業省の調査によると、2030年には日本でIT人材が最大79万人不足すると予測されている。
わかりやすく言うと、 「仕事を探す」のではなく「仕事の方から来る」状態になれる、ということだ。
2024年の情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.6倍を超えている。 (参考:厚生労働省 職業安定業務統計)
これは、1人の求職者に1.6件以上の求人がある計算だ。
「選ばれる側」から「選ぶ側」へ。 それがITを選んだ人に待っている現実だ。
文系・ゼロ知識スタートでも活躍できる業界の実態
「理系じゃないと無理」は、思い込みだ。
IT企業の84.3%に、文系出身のエンジニアが在籍している。 (参考:スキルアップ研究所「文系出身者のIT業界への転職に関する実態調査」2024年)
現場で求められているのは、難しい数学の知識よりも次の2つだと現役エンジニアは口を揃える。
- わからないことを調べる力
- 考え方の筋道を立てる力
ヒロキが今、「なぜ動かないのか」と頭を抱えて考え続けた時間は、 すでに現場で求められる力の一部を育てている。
スキルが「消えない武器」になる——場所も年齢も選ばない仕事
一度身につけたプログラミングの力は、転職しても、引っ越しても、ずっと使える。
体力で評価される仕事と違い、スキルで評価されるため年齢を重ねても働き続けやすい。 在宅勤務・副業・フリーランスなど、働き方の選択肢が他の職種より多いのもIT業界の特徴だ。
「いつでも、どこでも、何歳でも戦える武器」を今持ち始めるか。 それが、数年後の自分の選択肢の数を決める。
「諦めなかった人」が変えた世界——ITの壁を越えた偉人たち

ビル・ゲイツが高校時代にやらかしたこと
Microsoftを創業し、世界的大企業を築いたビル・ゲイツ。
そのビル・ゲイツは、高校時代に学校のコンピューターを不正に使ったとして停学処分を受けている。
優等生どころか、問題児だ。
しかし彼はこんな言葉を残した。
「成功を祝うのもいいが、失敗からの教訓を学ぶことの方が重要だ。」
停学になっても、失敗しても、プログラミングへの「しくみを知りたい」という気持ちだけは消えなかった。
今「向いてないかも」と感じているヒロキへ。
天才の話ではない。 壁を何度も越え続けた、ひとりの人間の話だ。
アポロ11号を救ったのは「エラーを想定した設計」だった
1969年、人類が初めて月に降り立ったアポロ11号。
その着陸を支えたソフトウェアを作ったのは、マーガレット・ハミルトンという女性エンジニアだ。
彼女は数学専攻だったが、プログラミングは独学で習得した。
彼女の設計思想の核心は「うまくいかない時のことを先に考える」こと。
「エラーが起きたとき、どう動くか」を徹底的に想定したその設計が、宇宙飛行士の命を救った。
ヒロキが今、「なぜ動かないのか」を考えて頭を抱えているその時間は、 マーガレットが月面着陸を支えた思考と、同じ線上にある。
小さな国がITで世界を変えた理由——「普通の人」が強くなれる仕組み
人口130万人のエストニアがデジタル大国になったワケ
エストニアという国を知っているだろうか。
面積は九州とほぼ同じ。人口は約130万人。 日本でいえば、青森県より少し大きい程度の小国だ。
しかしこの国は、世界で唯一「国政選挙をインターネットで実施」している。 行政手続きの99%がオンラインで完結し、「eエストニア」として世界の注目を集めている。
なぜそんな国が生まれたのか。
答えはシンプルだ。 「人口が少ない分、一人ひとりのITスキルが国の力に直結する」とわかっていたから。
同国の前大統領は、自身が13歳でプログラミングを学んだ経験を持ち、こう語っている。
「1年生から外国語を学ぶなら、プログラミングのルールを学ぶのと何が違うのか?」
特別な人間だけのスキルではない。 普通の人が国を変えた話だ。
フィンランドがプログラミングを必修にした「本当の理由」
PISAという国際学力テストで常にトップクラスのフィンランド。
この国が2016年、義務教育にプログラミングを組み込んだ。
その理由が面白い。「プログラマーを育てるため」ではない。
「ロジカルシンキング(論理的に考える力)を育てるため」だ。
つまりプログラミングは、コードを書く技術ではなく、 「考え方そのものを鍛える道具」として国が選んだ科目ということだ。
ヒロキが今、「なぜ動かないのか」を考えて格闘しているその行為は、 フィンランドが国を挙げて子どもたちに育てさせようとしている能力そのものだ。
「向いてないかも」の先にある、あなただけの一歩

「続けた人」と「やめた人」を分けるのは、才能ではなく環境
プログラミング学習で挫折しかけた人のうち、71.9%が「スクールの力を借りながら乗り越えた」というデータがある。 (参考:CloudInt調査)
一人で詰まり続けることと、聞ける環境の中で詰まることを比べると、次のような違いがある。
| 状況 | 結果 |
|---|---|
| 独学・一人で詰まる | わからないまま止まり、そのままやめてしまうことが多い |
| 聞ける環境で詰まる | 71.9%が乗り越え、「点が線になる瞬間」に到達できる |
ヒロキが感じている「難しい」は、環境を変えるだけで大きく変わる可能性がある。
才能の問題じゃない。環境の問題だ。
今日できる「小さな一歩」から始めよう
いきなり決断しなくていい。
「体験してみる」という一歩だけで、世界が変わることがある。
大阪ITプログラミング&会計専門学校天王寺校のオープンキャンパスでは、 実際に手を動かしながら「これ、自分にできるかも」を確かめることができる。
マーガレットも、ビル・ゲイツも、エストニアの子どもたちも、 最初の一歩は「ちょっとやってみた」からだった。
「向いてないかも」と感じているあなたは、すでに動き始めている。
それは、まだ動いてすらいない人と比べたら、もう十分すごいことだ。