「プログラミングって難しそう」が変わる日
|ITが強い理由と最初の一歩
結論から言う。
プログラミングは、特別な天才だけのものじゃない。
「難しそう」って感じるのは当たり前だし、 むしろそう感じる人ほど、ちゃんと向き合える人間だったりする。
この記事では、進路に迷いながらも 「ITってどうなんだろう」と気になり始めた ヒロキくん(高3)の目線で、 プログラミングへの不安を一緒に解きほぐしていく。

「プログラミングって難しそう」と感じるのは、あなただけじゃない
最初に触れたとき、ほぼ全員がそう思う
ヒロキくんは、ある日こんなことを思った。
「ITって興味あるけど、プログラミングって意味わかんなそうだし、 自分には向いてないかな……」
実はこれ、ほぼ全員が通る感情だ。
プログラミングを始めた人に聞くと、 「最初は何が何だかわからなかった」という答えが ほぼ100%返ってくる。
偏差値70の人だって、最初は同じだった。 大学でプログラミングを専攻している人だって、最初は同じだった。
「難しそう」という感覚は、失格の証拠じゃない。 それはむしろ、ちゃんと現実を見ているということ。
“難しそう”の正体は、ただ知らないだけだった
じゃあ、なぜあんなに難しそうに見えるのか?
答えはシンプルだ。
「知らない言葉が並んでいるから」。
それだけ。
たとえばこういうコードを見たとする。
print("Hello, World!")
「何これ?」ってなるよね。 でも意味を知ると、「画面に”Hello, World!”という文字を表示しろ」という命令だ。
英語の授業で最初に “apple=りんご” を覚えたとき、 「なんでアップルがりんごやねん」って思ったかもしれない。 でも覚えてしまえば、当たり前になった。
プログラミングも同じ構造だ。
専門用語への拒絶反応が「難しい」という感情を生んでいるだけで、 その言葉の意味がわかった瞬間、壁は一気に低くなる。
「理系じゃないと無理」「頭が良くないとダメ」は本当か?

文系出身者がIT業界で活躍している現実
「自分、数学苦手だしIT無理だよな……」
ヒロキくんがそう思うのも無理はない。 でも、これは大きな思い込みだ。
WebサイトやスマホアプリをつくるプログラミングではWeb制作やアプリ開発において 算数程度以上の数学知識を使うことは稀だとも言われている(※GeekSalon調べ)。
機械学習や物理シミュレーションなど一部の特殊な分野には 数学が必要になることもある。 でもそれは、IT全体の中のほんの一部に過ぎない。
IT業界で働く人の中には、もともと文学部や経済学部だった人も山ほどいる。
「理系じゃないと無理」は、誰かが作り上げたイメージに過ぎなかった。
コツコツ続けられるなら、それだけで武器になる(独自)
では、IT業界で実際に評価される人ってどんな人だろう?
答えは「天才」じゃない。
業界でよく言われるのは、 「コツコツ続けられる人が、最終的に一番結果を出す」ということだ。
プログラミングは、スポーツの練習に似ている。
たとえばバスケのフリースロー。 最初から100本中100本入れられる人間なんていない。 でも毎日10本ずつ練習した人は、1年後には明らかにうまくなっている。
プログラミングも同じだ。
一気に全部を理解しようとすると、必ずパンクする。 でも毎日少しずつ触り続けた人は、 「あれ、これ分かるようになってる」という瞬間が必ず来る。
部活でしんどくても続けてきた経験、 バイトで嫌でも最後までやりきった経験、 そういう「やめなかった力」がそのままITの適性になる。
特別な才能より、続ける習慣のほうがずっと強い。
世界を変えた人も、最初は「ちょっと試してみた」だけだった
もう少し大きな話をしよう。
Appleを作ったスティーブ・ジョブズは、大学を中退している。 正規の理工系教育を受けていない。
Facebookのマーク・ザッカーバーグは、 ハーバード大学の寮でたった1人でコードを書き始めた。 最初は「大学のランキングアプリ」という小さなアイデアだった。
Linuxという世界中のサーバーで使われているOSを作った リーナス・トーバルズは、21歳の学生だったとき 「趣味で作ってみよう」という気持ちだけで始めた。
3人に共通していることがある。
- 最初から完璧を目指していなかった
- 「ちょっとやってみよう」という小さな一歩から始めた
- 特別な環境や才能があったわけではなかった
「ちょっとやってみよう」の積み重ねが、世界を変えた。
ヒロキくんが「難しそう」と感じながらも気になっているその感覚、 実は3人の出発点と同じだ。
2030年、プログラミングを学んだ人と学ばなかった人の差

日本で79万人が足りなくなるという現実
経済産業省「IT人材需給に関する調査報告書」によると、 2030年には日本でIT人材が最大約79万人不足すると予測されている。
79万人というのは、大阪市の人口の約3分の1に相当する数だ。
これだけ人が足りないということは、 スキルを持った人間が圧倒的に「選ぶ側」になれるということを意味する。
実際の数字を見てみよう。
| 指標 | IT・情報処理技術者 | 全職種平均 |
|---|---|---|
| 有効求人倍率(2025年11月) | 1.43倍 | 1.12倍 |
| 転職求人倍率(2025年12月) | 10.4倍 | 1.18倍 |
出典:厚生労働省「職業安定業務統計」(2025年11月)、レバテック「IT人材の正社員転職市場動向」(2026年2月)
ITは明らかに「人を求めている業界」だということがわかる。
ヒロキくんが今プログラミングを学び始めれば、 社会に出る頃にはこの波にしっかり乗れる。
インドとエストニアが教えてくれること(独自)
もっとスケールの大きな話をしよう。
インドは国の戦略としてIT教育に力を入れてきた国だ。 その結果、次のような人物を輩出している。
- GoogleのCEO:サンダー・ピチャイ(インド出身)
- MicrosoftのCEO:サティア・ナデラ(インド出身)
「普通の家庭の子がITを学んで世界の頂点に立つ」 これが現実に起きていることだ。
もう一つ、エストニアという国を知っているか?
人口約130万人。日本の埼玉県より少ない。 そんな小さな国が、今や世界最先端の「電子政府」を実現している。
- 選挙もオンライン
- 行政手続きも全部デジタル
- スカイプ(Skype)もエストニア発祥のサービス
「小さくても、ITがあれば世界と戦える」。
これはヒロキくんの話でもある。
偏差値や学校の規模は関係ない。 スキルがあれば、どこからでも世界につながれる時代が来ている。
「難しそう」を越えた先にあるもの
最初の「動いた!」は、想像以上に嬉しい
プログラミングには、他の勉強にはない体験がある。
自分が書いたコードが、画面で動く瞬間だ。
print("Hello, World!") という一行のコードを書いて、 画面に文字が表示されたとき、多くの初心者が「え、動いた!」と声を上げる。
テストで100点を取ったときとは少し違う感覚で、 「自分が作ったものが、世界に存在する」という実感がある。
この体験が一度でもあると、次をやってみたくなる。 そしてその次が、また次を呼ぶ。
小さな「できた」の積み重ねが、いつの間にか自信に変わっていく。
“好き”じゃなくても続けられる理由がある
「でも俺、ITとかゲームとか別に好きってわけじゃないし……」
ヒロキくんみたいにそう思う人は多い。 でも少し考えてみてほしい。
「好き」でなくても続けられる条件がある。
- 「得意になっていく実感がある」→ 続けられる
- 「人に感謝される」「収入につながる」→ 続けられる
- 「社会に必要とされている実感がある」→ 続けられる
プログラミングはスキルだ。
使えるようになれば需要がある。 需要があれば仕事になる。 仕事になれば収入になる。
「好き」かどうかは、やってみてから分かる。 向いているかどうかも、やってみてから分かる。
触れる前に「無理」と決めるのは、 メニューを見ずに「おいしくなさそう」と言うのと同じことだ。
「ちょっとやってみよう」を最初の一歩にするために
最初の一歩は1日10分でいい
「じゃあ何から始めればいいの?」
答えはシンプルだ。1日10分でいい。
今すぐ無料で使える入門サービスがある。
- Progate(プロゲート):スマホ一台でもできる、スライド式の入門サービス
- Scratch(スクラッチ):ブロックを組み合わせるビジュアルプログラミング
- paizaラーニング:動画で学べる初心者向けプログラミング学習サイト
どれも英語が苦手でも大丈夫な設計になっているし、 難しいパソコン設定(環境構築)も不要だ。
10分試して「なんか面白いかも」と思ったら、 それだけでもう次のステップに進んでいる。
「毎日やらなきゃ」じゃなくていい。 「ちょっとだけやってみた」が積み重なれば十分だ。
一人で悩まずに、学べる環境に身を置くことが近道(独自)
独学には現実的な限界がある。
- エラーが出ても誰にも聞けない
- 自分がどのレベルにいるかわからない
- モチベーションが続かずやめてしまう
これが独学の現実で、多くの人が途中でやめる理由だ。 だから「学べる環境」に身を置くことが、結局一番の近道になる。
たとえば大阪ITプログラミング&会計専門学校天王寺校では、 「ゼミ学習」という少人数制の授業スタイルを採用している。
ゼミ学習の特徴をまとめると、次のようになる。
| 独学 | ゼミ学習(学校) |
|---|---|
| 分からないまま止まる | その場で先生に質問できる |
| 一人で進めるしかない | 同じ目標を持つ仲間がいる |
| モチベーションが続かない | 環境と習慣が学習を支えてくれる |
| 自分の実力が見えない | 進捗・レベルを先生がサポート |
この差が、同じ1年間の成長量をまったく変えてくれる。
まず話を聞いてみるだけでいい。 オープンキャンパスに行ってみて、 「ここなら自分もやれるかも」という感覚があるかどうかを確かめてみてほしい。
ヒロキくんの話は、まだ始まったばかりだ。

参考・出典
- 経済産業省「IT人材需給に関する調査報告書」
- 厚生労働省「職業安定業務統計」(2025年11月)
- レバテック「IT人材の正社員転職市場動向」(2026年2月)
- GeekSalon「文系にプログラミングは無理は間違い!実体験を元に解説」